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ラップランド大学北極センターとの合意協定が結ばれる

2021年5月28日15:00より北海道大学北極域研究センター(ARC-HU)とラップランド大学北極センター(AC-UL)との間の合意協定(Memorandum of Understanding)の調印式がオンラインで行われた。二つのセンターの間では以前から交流があった。例えば、2020年2月には、ARC-HUの大塚教授がAC-ULを訪問し、「Finnish-Japanese Arctic Studies Seminar 2020」で講演を行いました。AC-ULのKirchner教授、ARC-HUのSaunavaara助教、田中教授、大塚教授らは、北極圏のクルーズ産業を研究しており、COVID-19パンデミック下のクルーズ産業に焦点を当てた報告書の一章を共同執筆している。また、AC-ULのホセイン教授は、ARC-HUの大西准教授と共同でArCSIIプロジェクトを進めている。今回のMoUの締結の目的はこれらの両センターの交流をさらに発展させることにある。今後は研究者の交流のみならず、学生の交流や教育プログラムの相互乗り入れ等を行い、さらに共同してカンファレンスやワークショップを開催したり、我がセンターが推進しているFEGA-Netというフューチャーアースの活動の北極研究者ネットワークの構築に向けて両センターが協力することなどが期待されている。

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ヨハンナ・イカバルコ所長(左)と深町康所長、司会者のユハ・サウナバウラ助教(右)。