ニュース

NPARC2023が開催されました

2023年8月28日-29日に北海道大学フード&メディカル・イノベーション国際拠点の多目的ホールで、North Pacific Arctic Research Community 会合2023(NPARC2023)が、北極域研究センターがホストとなって開催されました。共催は寒地港湾空港技術研究センターと笹川平和財団。中国から11名の現地参加、2名のオンライン参加、韓国から11名の現地参加、1名のオンライン発表、1名のメッセージ代読がありました。日本からは19名の現地参加があり、2名がオンライン発表を行ないました。また、日中韓の北極大使が全員集まり、基調講演を行いました。
NPARCは北極海に関係する研究を実施している日本・韓国・中国の研究機関・研究者のコミューニティであり、北極海およびその周辺に関する研究の成果などの情報交換を行う会合を各国の持ち回りで毎年開催してきました。中国の代表機関は上海国際問題研究院、韓国は韓国海事研究院、日本は北海道大学北極域研究センター。ただ、2021年はコロナ禍のためオンライン開催であり、22年は開催しませんでした。NPARC2023は3年ぶりの対面開催でした。
今回の会合の特徴の一つは、Youth Sessionを設けたことです。
2日目は民族共生象徴空間ウポポイを訪問し、日本の先住民アイヌの歴史や環境を学ぶことにより、北極圏に多い先住民の過去や現在の問題の共通性などについて学習しました。

NPARC2023 プログラム(pdf/200KB)