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(株)ウェザーニューズと学生の人材育成と研究交流に関する連携開始について

 北海道大学北極域研究センター(主担当:安成哲平 准教授・ディスティングイッシュトリサーチャー)と(株)ウェザーニューズは、昨年度(令和4年度)より「学生の人材育成および研究交流」に関する協定を締結いたしました。
 この連携により、修士学生の研究に当センター専任教員とウェザーニューズ社員が共同で学生教育に携わり、共同研究に学生も交えて行うことが容易になります。当該学生は、本人の希望・特別入社試験を通じて、ウェザーニューズへのより具体的なキャリアパスも視野に入れることができ、修士課程における研究を、ウェザーニューズに入社してからも直接活かすことも可能となり、研究の継続・発展性と、より社会実装へ繋げやすい共同研究が活発に行われることが期待できます。また、当該学生は、ウェザーニューズ入社を希望し、早期内定が得られた場合には、就職活動に費やす時間の短縮により、修士課程における研究により専念する時間が確保できる研究環境も得られることになります。
 現時点では、環境科学院地球圏科学専攻大気海洋物理学・気候力学コースにおける安成研究室の修士学生を対象として連携を開始しておりますが、今後、当センターの他の専任教員との連携への展開や、ウェザーニューズに入社した元学生や現在のウェザーニューズ社員の方が仕事を続けながら、社会人としての修士・博士課程進学をする際のセンター専任教員による受け入れなど、本学の推進する今後のリカレント教育も含めた人材育成にも繋がっていくことが期待されます。
 当センターでは、このような新しい形の産学連携による人材育成・研究交流を今後も活発に行っていく予定です。


(左から,大塚副センター長,ウェザーニューズ安部常務執行役員,安成准教授,ウェザーニューズ社員吉川さん,深町センター長,環境科学院修士課程2年和地さん)