北極・南極学カリキュラム(AASC)
北極・南極学カリキュラム(AASC)とは?
極域科学に長い歴史を持つ北海道大学では、その経験と人材を活かした大学院プログラム「南極学カリキュラム」を2007年から実施してきました。その後、北極や高山域をカバーする広範な教育プログラムに発展した結果、2026年から「北極・南極学カリキュラム(AASC: Arctic and Antarctic Science Curriculum)」として新しいスタートを切ります。
北極と南極を含む緯度の高い地域は、地球の気候システムに唯一無二の役割を果たしています。その役割を理解するためには、極域特有の大気・海洋プロセス、海氷、氷河氷床、凍土などの雪氷環境、海と陸の生態系についての知識が不可欠です。また特に北極域では、人間社会とその変化も重要です。
「北極・南極学カリキュラム」では、北極域研究強化プロジェクト(ArCS III)、国際南極大学(International Antarctic Institute)、北極大学(UArctic)など国内外のプログラムと連携し、極域に関して総合的に学ぶ場を提供します。自然科学から社会科学までもカバーする、世界的にもユニークな大学院カリキュラムです。
詳しくは最新の北極・南極学パンフレットにてご確認ください。 
北極・南極学修了証書(Diploma of Arctic and Antarctic Science)
講義や実習の中から一定の単位を所得した学生には、北極・南極学修了証書(Diploma of Arctic and Antarctic Science)が授与されます。この修了証書は所属する専攻での修士課程修了とは独立したもので、北極・南極科学に関する専門教育を修めたことを証明するものです。
[北極・南極学カリキュラム修了要件]
- 必修科目(北極・南極学特別講義IとII)4単位+選択科目10単位以上=合計14単位以上の取得を修了要件とします。
- 選択科目には選択必修科目(北極・南極学特別実習、地球雪氷学実習)を2単位以上含むことを条件とします。
開講科目
北極・南極学カリキュラムでは、以下のような講義・実習を開講しています。
特別講義
- 北極・南極学特別講義 I :集中講義・8月開講
- 北極・南極学特別講義 II :集中講義・10月頃開講
特別実習(野外実習コース)
- 北極・南極学特別実習 I(スイス氷河実習):8~9月開講
- 北極・南極学特別実習 II(サロマ湖海氷実習):2~3月開講
- 北極・南極学特別実習 III(野外行動技術実習):4~6月開講
- 北極・ 南極学特別実習 IV(母子里雪氷学実習):1月開講
環境科学院講義
- 地球雪氷学基礎論
- 古環境学基礎論
- 氷河・氷床学特論
- 理論雪氷学特論
- 寒冷圏気象・気候学特論
- 極域海洋学特論
- 地生態資源学特論
- [A] 古気候学・有機地球化学特論(科目名:古気候変動学特論)Bの日本語講義
- [B] Aの英語講義(科目名:古海洋学特論)偶数年度のみ開講 Advanced Course in Paleoceanography and Biomarker Geochemistry
- [C]生物地球科学・陸圏物質循環学特論(科目名:生物地球科学特論)Dの日本語講義
- [D]Cの英語講義(科目名:陸圏物質循環学特論)奇数年度のみ開講 Advanced Course in Biogeochemistry
- 化学海洋学特論
- 水循環学特論
- 国際環境保全学総論
- 気候変動影響特論
- 寒冷陸圏環境学特論
- 植物生態学特論 I
- 環境分子生物学特論 I
※開講科目は年度によって異なります。
北極・南極学特別講義II
概要
北海道大学では、ArCSIIIの人材育成事業の一環として、Hokkaido Summer Institute 2026のプログラムの中で、「北極・南極学特別講義II」を開催します。
本プログラムは、本学の特徴ある研究分野である「北極」・「南極」を中心テーマとして、その概要と先端研究の一端を英語によって学ぶことを目的としています。また、専門知識の習得に加えて、英語による講義の聴講、海外研究者との質疑応答、受講自身の口頭発表など、コミュニケーション技術の習得も目的のひとつです。
実施方法
極地研究をリードする世界的に著名な海外研究者4名と本学研究者2名を講師とし、約2週間にわたる集中講義を開催します。講義は極地海洋の生態系、雪氷の物性から南極氷床のふるまい、ツーリズムまで、北極と南極の広い範囲・分野にわたります。さらに北極・南極科学に関する英文資料を題材として、受講学生自らがスライド資料を準備し、英語による口頭発表と質疑応答を実践します。
2026年度プログラム
2026年度の講義ラインナップはこちら。
コンテンツ
ニュース
- 2026.4.6北極・南極学カリキュラム実習に関するご案内:2026年度 スイス氷河実習説明会
- 2026.4.6北極・南極学カリキュラム実習に関するご案内:2026年度 野外行動技術実習
- 2025.7.72025年度 南極学特別実習II(サロマ湖海氷実習)の案内
- 2025.7.72025年度 南極・北極学特別講義Iの案内
最近の活動
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