2024年6月28日、台湾桃園市にある国立中央大学において、昨年夏に設立された台湾国立中央大学の台湾極地研究所と、研究と教育に関する国際協力についての覚書を締結しました。
調印式には当センターから宇都正太郎副センター長・特任教授と兒玉裕二特定専門職員・Ph.D.が出席しました。国立中央大学からはHsu Ping-Yu副学長、Hsu Shu-Kun地球科学院院長、Ni Chuen-Fa極地研究所所長、Chien Hwa極地研究所教授らとポスドック、学生やスタッフらも参加し、極地研究所助教のGiletycz, Stawomir Jackの司会でこの調印式が進められ、滞りなく覚書が締結されました。
なお、次の日からのGISの日台韓の集会(ICEO&SI24)に基調講演者と招待されていた米国のNPO、Science Diplomacy Centerの創立者Paul Arthur Berkmanがオブザーバー参加し、協力関係の進展に期待しているとコメントしました。
この覚書には北極域研究センターと台湾極地研究所が協力して友好関係と相互利益の絆を深め、協力関係を育むことをうたっており、A) 共同研究プロジェクト、学術セミナー、教員によるゲスト講義を企画・実施する、B) 学生、若手研究者、教員の交流の手配、C) 科学的データや情報を交換し、会議、セミナー、ワークショップ、その他相互に関心のある活動の開催において、適切に相互に援助することが書かれています。
締結式の後の懇親会では、早速、締結記念のシンポジウムを相互に開いて若手研究者の交流を促進するという案が出ていました。今後の両者の交流が期待されます。