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北極域研究センター月例セミナー(2024年1月)を開催しました

  • 2024.1.23

北極域研究センター月例セミナー(2024年1月)を1月18日(木)に開催いたしました。

日時 2023年1月18日(木) 10:00-11:35
開催形式 ハイブリッド (オンラインと対面)
場所 創成研究棟4階 セミナー室C
言語 英語
参加者 23名(会場参加18名、オンライン参加5名)
講師1:
ナゼズダ クラシルニコフ(北海道大学大学院文学研究院)
講演タイトル:
危機下のロシア北極地域の経済・環境ダイナミクス
講演要旨:
ロシア連邦の北極圏経済は現代の危機に対してどのような回復力を持つのか、危機はどのように顕在化するのか、また、ロシア連邦の北極圏の生態学的領域にどのような影響を与えるのか、そして、どのような共通点があるのか。
理論的には、資源地域の経済の自然集約的な構造は、世界の商品市場の価格変動に極めて敏感であり、危機の時期には特に危険である。
危機への対応として、経済転換のプロセス(地域シフト、輸入代替など)が開始される可能性があるが、資源経済におけるその発現は、科学者によれば、天然資源とサービスの価値の増大、自然資本の保全と持続可能な利用であり、他の種類の資本を増加させることでそのコストを補うべきである。
発表では、2019-2020年と2022-2033年のロシア連邦経済の経済減少期におけるロシア連邦北極圏地域の経済動態について、入手可能なリアルタイムデータを基に統計的レビューを行い、2018-2021年の期間について、シフトシェア分析を用いて地域の工業生産構造と経済ダイナミズムの関係を推定した。2012-2022年におけるロシア連邦北極圏の環境保護のための予算支出を分析した。
講師2:
ツヤラ ガブリローバ(北東連邦大学)
講演タイトル:
サハ共和国(ヤクート)における地域的不平等、貧困、社会政策の有効性
講師3:
ナターリア ヤコフレーバ(KEDGE Business School, Paris)
講演タイトル:
地域コミュニティと採取産業: 社会環境影響と集団行動のガバナンス