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【若手人材海外派遣リポート】アメリカとイタリアで研究活動中の二村康平さんからメッセージが届きました!

「ArCS III若⼿⼈材海外派遣・受入プログラム」参加者、国立極地研究所地圏研究グループの特任研究員、二村康平さんからメッセージが届きました。

二村さんは、約1か月間の派遣期間中、北極海で採取された変形岩試料が保管されている米国ルイジアナ州立大学とイタリア・パビア大学を訪問。共同研究に必要な試料の観察や分類を行い、北極海形成の進化過程の解明につなげることを目指しています。


二村さんのコメント:

国立極地研究所の二村康平です。

私は、2026年10月4日(日)から11月3日(火)までの約1か月間、アメリカのルイジアナ州立大学およびイタリアのパヴィア大学に滞在し、北極海ガッケル海嶺から採取された岩石試料の分取や、現地研究者との研究交流に取り組んでいます。

最初の訪問先であるルイジアナ州立大学では、Jonathan E. Snow教授のご招待により、「LSU Geology & Geophysics Special Lecture」にて招待講演を行いました。講演では、現地の研究者や学生に向けて、これまでの自身の研究成果と、今後の北極海ガッケル海嶺研究の展望について紹介しました。

招待講演(Snow氏との記念写真)

講演後は、ガッケル海嶺から採取された岩石試料の観察と分取作業に取り組みました。岩石試料は約50個もの白いバケツに保管されており、その膨大な量に驚かされました。

ガッケル海嶺の岩石試料が保管されたバケツ

これらの試料を観察し、そのうち約100点の岩石試料から必要な部分を切断・分取しました。

岩石試料の分取作業の様子

限られた時間での試料の切断・分取は想像以上に大変な作業でしたが、今回の大きな目的であった変形岩を多数分取することができました。研究に必要な貴重な試料を確保できたことに加え、現地研究者との交流も深まり、非常に充実したルイジアナ州立大学での滞在となりました。

現在はアメリカを離れ、イタリアのパヴィア大学に滞在しています。こちらでも引き続き、岩石試料の分取や現地研究者との研究議論に取り組む予定です。

今回の海外派遣も残り約1週間となりましたが、最後まで有意義な研究滞在となるよう、積極的に活動していきたいと思います。


北海道大学では、ArCS III・北極域研究強化プロジェクトにおいて、若⼿⼈材による北極域に係る今後の研究、業務の発展、国際的な⼈的ネットワークの構築などに繋がることを目的として、「若⼿⼈材海外派遣・受入プログラム」を実施しています。

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