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論文掲載:フィヨルドの生態系を支える「氷河ポンプ」を発見

  • 2018.8.23

 北海道大学北極域研究センターの漢那直也博士研究員,同低温科学研究所,同大学院水産科学研究院の共同研究グループは,グリーンランドの氷河の融け水に起因する湧昇流(プルーム)が,フィヨルドの中層(深さ200 m)から栄養塩を汲み上げるポンプとして機能していることを,初めて定量的に明らかにしました。

 本研究成果は,2018523日(水)公開の米国科学誌「Journal of Geophysical Research– Biogeosciences」にオンライン掲載されました。また,米国地球物理学連合のResearch Spotlightに選ばれ,機関誌Eos(オンライン版)に取り上げられました。

 なお本研究は,文部科学省北極域研究推進プロジェクト(ArCS)の助成を受けて実施されました。詳細は以下のPDFをご覧ください。

グリーンランドでフィヨルドの基礎生産を支える「氷河ポンプ」の発見