北海道大学では、「北極域研究強化プロジェクト」ArCS IIIにおいて、北極域研究を推進する若手人材の育成を支援しています。
信州大学大学院の橋本裕生さんは、永久凍土層の形成状態が異なるクロトウヒ林における細根の呼吸速度および現存量の調査を目的として、8月24日~9月8日までアラスカ大学フェアバンクス校の森林とその周辺でフィールド調査を実施しました。
橋本さんから「米国アラスカ州フェアバンクスの森林にて、永久凍土の融解が樹木根からの二酸化炭素放出や地下部の炭素蓄積にどのような影響を与えるのかを調査しています。土を掘り、泥にまみれながら、アラスカの雄大な自然を体感しつつ研究を進めています。」という活動状況の報告がありました。
調査中の様子
永久凍土上の森林