北海道大学では、「北極域研究強化プロジェクト」ArCS IIIにおいて、北極域研究を推進する若手人材の育成を支援しています。
北海道大学理学研究院Cao Zetaoさんは、カナダにて9月16日~26日まで『若手人材海外派遣プログラム』で「森林火災による永久凍土の劣化・侵食プロセスと地域植生との相互関係」について調査しました。
今般、Caoさんから以下のような調査の感想が寄せられました。
「永久凍土と山火事との相互作用の調査は、忘れられない経験となりました。北ユーコンの人里離れた荒涼とした壮大な地域で、数十年前から最近にかけて発生した一連の山火事後の永久凍土と植生の状況を調査し、
北方林地域における永久凍土の脆弱性と回復力に関する貴重な知識を得ることができました。本調査結果から現地調査、リモートセンシング、測地学を組み合わせ、現在行っている研究に大きな成果が得られました。