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安成哲平助教が平成31年度文部科学大臣表彰の若手科学者賞に選ばれました

  • 2019.4.9

 安成哲平助教が平成31年度文部科学大臣表彰の若手科学者賞に選ばれ、4/17(水)表彰式に出席しました。
受賞テーマは「雪氷圏大気汚染の観測及び気候的発生要因と影響評価の研究」、受賞理由は以下の通りです。

 太陽光吸収性エアロゾル(Light-Absorbing Aerosol: LAA)は、大気汚染や気候影響の要因となり世界的に注目されているが、雪氷圏におけるLAAの発生から輸送・沈着過程及び気候影響まで繋ぐ複合的理解が欠けており、また多様な手法でこれら全てに関われる研究者が希少である。
 安成氏は、これらの各過程に関わる研究を幅広い手法と視点から行い複合的理解を目指してきた。特に最近では、北日本越境大気汚染の観測手法の開発(黄砂の判別)や、シベリア及び周辺域の大規模森林火災発生の気候・環境的要因を特定した。また、米国NASAでモデルの開発から全球数値モデル計算まで行い、観測では困難な春季を中心としたLAA積雪汚染の広域気候影響評価を行った。
 本研究成果は、雪氷圏におけるLAAの高精度発生予測と観測、大気汚染と対策、気候影響評価、これらの複合的理解からの環境保全策立案のための重要な科学的知見を社会に提供すると期待される。

主要論文:「Extreme air pollution events in Hokkaido,Japan,traced back to early snowmelt and large-scale wildfires over East Eurasia: Case studies」Scientific Reports,vol.8:6413,10pp,2018年4月発表
「Impact of snow darkening via dust,black carbon,and organic carbon on boreal spring climate in the Earth system」Journal of Geophysical Research:Atmospheres,vol.120,p5485~5503,2015年6月発表

詳しくはこちらをご覧ください。
文部科学省HP→http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/31/04/1415044.htm